短期間で成果を積み上げる勉強方法

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勉強の成果とは?

人が相手に対してよく知っているとか理解していると感情を抱く時、どのように判断しているでしょうか。それは質問に対して適切な答えを返答してもらえた時です。テストとはまさにそのまま質問を投げかけて答えを返すという行為です。勉強・テストという言い方をするとすごく限定的な印象を与えてしまいますが、質問・返答とは日常的に行われている行為です。今ではスマホはなくてはならないものになり、疑問が発生したら検索ボックスに調べたいことを入力し答えを探します。人に質問を投げかけた時、答えが返ってくることも同じです。仕事でも常に行動に対してなぜその選択であるのかを説明ができることを要求されます。つまり勉強の成果とは質問に対して適切な内容を言葉で返答できることであると言えます。よく人に説明できるようにするといいと言いますが、根本的に、その行為自体が勉強の成果の到着地点に他ならないからだと思います。

覚えているとは?

勉強の成果とは質問に対して適切な内容を言葉で返答できることであると説明しました。そうなった時に出てくる言葉が記憶であったり、暗記であったりします。知っているのに言葉が出てこないという経験はないでしょうか?人から言われたときに「そう!それそれ!」ってなる体験です。ということは頭に本当は入っているけれど、質問をされた時に答えが取り出せていない状態なのです。人は案外記憶はしているけれど、記憶から取り出せていないだけなのです。

勉強の成果を得るためにしないといけないこと

つまり、勉強の成果を得るためにすべきことは質問と返答をセットで覚えること。よく勉強は問題集をたくさん解きましょうと言われますが、納得がいきますね。勉強という括りで説明は進めてきていますが対象は学ぶもの全てです。

勉強時間を短くするには?

勉強の成果の定義が見えてきましたが、なぜ誰もが社会人になってからも勉強をするのかというと人生をより良いものしたい、人生を好転させたいと考えているからです。だとすると人生は有限です。成果がでるのは早ければ早いほどいいと誰もが考えるはずです。だとすると如何にして無駄なく記憶を定着させるかが重要になってきます。残念ながら人は時間の経過で忘れていきます。エビングハウスの忘却曲線では人がどのように忘却していくのかを表しており、20分後には42%忘れ1日経過すると74%のことは忘れているようです。そこで重要なのが復習という作業です。脳は何回も繰り返し入ってくる情報を重要と認識し、記憶に定着していきます。復習すればいいというところまでは皆さんご存じだと思いますが、それでは復習のスパンはどのように設定すればいいのか?という疑問が生じると思います。とても大事な疑問だと思います。ここを間違えると記憶の定着が曖昧になり、何度も繰り返す作業が発生してしまい非効率化してしまいます。この問いの1つの解として「40秒復習法」が挙げられます。サヤック大学によって行われた実験で、覚えた直後に40秒だけ復習するグループとそうでないグループを2週間後に比較したところかなり詳細な内容や要点まで思い出すことができたとのことです。

短期間で成果を積み上げる勉強方法は?

この答えに1つの解となる本を紹介します。参考文献は池田義博氏の脳にまかせる勉強法です。池田氏は世界記憶力グランドマスターの称号の保持者で、記憶の達人です。この本で特に印象に残った「3サイクル反復速習法」を紹介します。これは先ほど挙げた「40秒復習法」とも整合性が取れていると考えています。具体的には2ページ読み進めて1ページ戻ります。そのページからまた2ページ次まで読んで1ページ戻ります。するとすべてのページを前後しながら同じページを3回読むような読み方になります。この一定の読むルールを設けることで必然的に復習することが強制されます。これにより記憶は担保できることになります。あとは質問形式で重要なことを自分で問題化してしまって、それを質問と返答をセットで覚えることで確実に勉強の成果を積み上げることができます。

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